アメリカ軍が公式に採用したレアなスニーカー「ニューバランス 950v2」。一般市場ではほとんど流通していないこの特別なモデルは、コレクターの間で高い人気を誇ります。ミリタリートレーナーとしての機能性と、Made in USAの品質が融合した950v2は、どんな特徴を持つのでしょうか。

今回は、ニューバランス 950v2の歴史から特徴、サイズ感、購入方法、コーディネートのコツまで徹底解説します。米軍仕様のスペックを持つこの希少モデルについて、知りたい情報をすべて網羅しましたので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
記事のポイント!
- ニューバランス 950v2の歴史と米軍での位置づけ
- 950v2の特徴的な機能性とデザイン要素
- 購入方法とサイズ選びのポイント
- スタイリングのコツと本物の見分け方
ニューバランス 950v2とは?アメリカ軍が採用した特別なモデルの詳細
- ニューバランス 950v2は米軍のブートキャンプ用に開発された特別モデル
- ニューバランス 950v2の特徴は軽量かつ高機能な設計にある
- ニューバランス 950v2はBerry Amendment法に準拠したUSA製スニーカー
- ニューバランス 950v2のデザインは機能性を重視したミリタリースペック
- ニューバランス 950v2は2014年から米軍に正式採用された実用モデル
- ニューバランス 950v2の希少性は限定的な流通経路にある
ニューバランス 950v2は米軍のブートキャンプ用に開発された特別モデル
ニューバランス 950v2は、一般の店舗では見かけることがほとんどない特別なモデルです。その理由は、このスニーカーがアメリカ軍のブートキャンプ(新兵訓練)向けに特別に開発されたミリタリートレーナーだからです。独自調査の結果、2017年頃からの防衛規定の変更により、それまで兵士が個人で購入していたトレーニングシューズが、米軍内で公式に支給されるようになったことがわかりました。
この変更に伴い、ニューバランスはUS ARMY、US NAVY、US AIR FORCEの訓練用として950v2モデルを開発しました。一般のマーケティングを目的としない純粋な実用品として設計されているため、通常のニューバランスのラインナップとは一線を画す特別な存在なのです。
ブートキャンプでは、新兵が厳しい訓練を効率的にこなすための適切な装備が不可欠です。950v2は、そのような過酷な環境下での使用を想定して作られており、耐久性と機能性を最優先に設計されています。一般向けモデルがデザイン性やトレンドも考慮されるのに対し、950v2は純粋にパフォーマンスを追求しています。
また、米軍仕様ということで、いくつかの軍用装備メーカーがこのような役割のシューズを製造していますが、中でもニューバランスは一般的に広く知られているブランドであることから、コレクターにとって特に価値のある一品となっています。950v2は「M950B2S」または「M950B2N」という品番で管理されているようです。
一般市場向けではないという特性上、通常のスニーカーショップでは入手することが難しく、そのレア性も人気の一因となっています。ミリタリーグッズやヴィンテージアイテムのコレクターにとって、950v2は米軍との直接的なつながりを持つ貴重なアイテムなのです。
ニューバランス 950v2の特徴は軽量かつ高機能な設計にある
ニューバランス 950v2の最大の特徴は、その軽量性と優れた機能性です。米軍の訓練用として開発されただけあって、長時間の使用でも疲労を軽減する設計が随所に見られます。アッパー部分には軽量なメッシュ素材とTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材が使用されており、足を包み込むような快適な履き心地を実現しています。
また、通気性に優れた構造となっており、激しい運動中でも足のムレを防いでくれます。サイドには格子状のデザインが施され、その上にはニューバランスのトレードマークである「N」のロゴがリフレクター(反射材)として配置されています。このリフレクターデザインは、夜間の視認性を高めるための実用的な機能も兼ね備えています。
さらに、クッション性にも優れており、特殊なインソールが衝撃を効果的に吸収してくれます。アウトソールには全地形に対応したトラクション(グリップ力)の高いVibram®ソールが採用されており、様々な地形でも安定した走行が可能です。アークテリクスリーフやパタゴニアマーズといった他の最新ミリタリーギアと同様に、極限の状況でも最高のパフォーマンスを発揮できるよう設計されています。
履き心地に関しては、足首までの高いホールド力があり、運動中に靴がずれたりすることなく安定して着用できます。特にトレーニング用途では、この安定性と動きやすさのバランスが非常に重要になってきます。また、その名の通りトレーニング用シューズとして優れたクッション性を持ち、長時間の使用でも足への負担を軽減してくれます。
見た目は武骨でミリタリーらしいデザインながら、実際に履いてみると軽量で快適な履き心地に驚かされることでしょう。機能性とパフォーマンスを最優先に設計された950v2は、まさに「軍用」という言葉にふさわしい実用性を備えています。
ニューバランス 950v2はBerry Amendment法に準拠したUSA製スニーカー

ニューバランス 950v2の特筆すべき点として、「Berry Amendment(ベリー修正条項)」に準拠したアメリカ製である点が挙げられます。Berry Amendmentとは、アメリカの国防製品における素材調達において、国産品の使用を義務付ける法律です。つまり、アメリカ軍が使用する装備品は、アメリカ国内で生産されたものでなければならないという規定があるのです。
この法律に従い、950v2は100%アメリカ製となっています。一般的なスニーカーブランドの多くが生産コスト削減のために海外生産を行う中、ニューバランスはアメリカ国内での生産体制を維持している数少ないブランドの一つです。そのため、米軍の装備品としての要件を満たすことができ、950v2の製造を担当することになったと考えられます。
アメリカ製であることは単なる原産地の問題ではなく、品質と信頼性の証でもあります。箱や下げ札にも「MADE IN THE USA」の表記があり、その製造背景が明確に示されています。この点は、コレクターやニューバランスファンにとって大きな魅力となっています。
また、アメリカ製であることは、予算内で高品質な製品を提供するという課題もクリアしています。ニューバランスは長年にわたりアメリカ国内での生産技術を磨いてきたからこそ、コストと品質のバランスが取れた軍用モデルを実現できたのでしょう。この製造バックグラウンドは、950v2の価値をさらに高める要素となっています。
ニューバランスの歴史を振り返ると、1906年にボストンで創業して以来、「バランス」を重視したシューズ作りを続けてきました。その長い歴史の中で培われた技術とアメリカ製へのこだわりが、950v2というミリタリーモデルの誕生につながったと言えるでしょう。
ニューバランス 950v2のデザインは機能性を重視したミリタリースペック
ニューバランス 950v2のデザインは、一般向けのファッションスニーカーとは一線を画す、徹底した機能性重視のアプローチが特徴です。見た目の特徴としては、アッパーにメッシュとTPU素材の切り替えを採用し、通気性と耐久性を両立させています。サイド部分には格子状のプリントデザインが施され、その上にはリフレクター仕様の「N」ロゴが配置されています。
シューレースにもリフレクター素材が使用されており、夜間の視認性を高める工夫がなされています。これは単なるデザイン要素ではなく、夜間訓練や暗い環境下での安全性を確保するための実用的な機能です。また、アッパー部分にはFANTOM FITと呼ばれるサポートシステムが採用されており、足をしっかりと固定します。
色はブラックが基本となっており、これも軍用という用途に適した実用的な選択です。一般向けニューバランスモデルのようなカラフルなバリエーションはなく、シンプルかつ機能的なデザインとなっています。特に目を引くのは、アウトソールに採用されたVibramソールで、あらゆる地形での優れたグリップ力を発揮します。
950v2の武骨なデザインは、ファッション性よりも実用性を重視した結果であり、それがかえって独特の存在感を放っています。ミリタリーウェアやアウトドアギアとの相性が良く、タフな印象を与えるスタイリングが可能です。ニューバランスの一般モデルにありがちなレトロ感やストリート感ではなく、より実用的でハードな雰囲気を持っています。
また、このデザインは過去のトレーニングシューズの知見を活かしつつ、現代の技術を融合させた結果とも言えるでしょう。950v2を見れば、それが一般向けのライフスタイルモデルではなく、特定の用途に特化した専門モデルであることが一目でわかる設計となっています。
ニューバランス 950v2は2014年から米軍に正式採用された実用モデル
ニューバランス 950v2は、2014年頃からプロトタイプ(試作品)の段階を経て、米軍に正式に採用されるようになったモデルです。それまで米軍では、兵士が個人的に好みのトレーニングシューズを購入して使用していましたが、2017年頃の防衛規定の変更により、軍内での支給が始まりました。
この変更は、訓練の均一性や効率性を高めるためと考えられます。すべての兵士が同じ性能のシューズを使用することで、トレーニング環境の標準化が図られたのでしょう。ニューバランス950v2は、SASやPROPPERなど数社ある軍用装備メーカーの中でも、一般的な知名度が高いニューバランス社製ということもあり、特に注目を集めるモデルとなりました。
モデル番号の「950v2」は、ニューバランスの命名規則に従ったものですが、軍用モデルであることから特別な位置づけがされています。「v2」の表記は「バージョン2」を意味しており、以前のモデルからの改良版であることを示しています。おそらく「950v1」という先代モデルも存在していたと推測されますが、一般に流通している情報は限られています。
正式な型番としては「M950B2S」または「M950B2N」という表記も使われており、これは仕様やワイズ(幅)の違いを示しているものと考えられます。米軍という特殊な環境で使用されることを前提に開発されたこのモデルは、極限の状況下でも信頼性の高いパフォーマンスを発揮することが求められていました。
その要求に応えるべく、ニューバランスは自社の技術力と製造ノウハウを結集して950v2を開発しました。通常の市場向けモデルとは異なり、軍との直接契約による製造という背景も、このシューズの特別な価値を高める要素となっています。
ニューバランス 950v2の希少性は限定的な流通経路にある
ニューバランス 950v2の大きな魅力の一つに、その希少性が挙げられます。このモデルは一般市場向けではなく、米軍に納入するために製造されたものであるため、一般の小売店では入手することができません。その結果、通常のニューバランスの販売チャネルでは流通していない「レアアイテム」となっています。
現在市場に出回っている950v2は、主に軍からの払い下げ品や、何らかの理由で一般に流出したデッドストック(未使用品)と考えられます。一部の情報によると、このモデルは最終的に正式採用されず、試作品の段階で払い下げられたという説もありますが、詳細は不明な部分も多いです。おそらくコストや仕様の問題などから、大量導入には至らなかった可能性があります。
このような背景から、950v2はコレクターにとって価値のある「希少品」となっています。現在入手可能な主な経路としては、ヴィンテージクロージングを専門とする古着店やセカンダリーマーケット(リセールサイトなど)が挙げられます。調査によると、ベルベルジン遊歩道店(東京)、町田jam(東京)、ワイパー(福岡)、ティーンエイジャー(渋谷)などの専門店で取り扱いがあることがわかっています。
また、どこかに大量のデッドストックが眠っている可能性も指摘されており、時折まとまった数が市場に出てくることもあるようです。そのため、入手のチャンスを逃さないためにも、専門店やオンラインマーケットプレイスを定期的にチェックすることをおすすめします。
なお、希少性が高いことから、その価値も一般的なニューバランスのモデルと比べて高めに設定されています。未使用品であれば箱付きの状態で流通することもあり、コレクターアイテムとしての価値はさらに高まっています。軍用品としての特殊な背景と限られた流通量が、950v2の魅力を一層引き立てています。

ニューバランス 950v2を手に入れる方法とスタイリングのコツ
- ニューバランス 950v2の購入場所はヴィンテージショップやセカンダリーマーケット
- ニューバランス 950v2のサイズ感は一般的なニューバランスと同様の選び方が基本
- ニューバランス 950v2の4Eワイズモデルは幅広の足にも対応する快適設計
- ニューバランス 950v2のコーデ術はミリタリーテイストと相性抜群な組み合わせ
- ニューバランス 950v2の本物と偽物を見分けるポイントはディテールの違い
- ニューバランス 950v2と他の米軍採用スニーカーとの違い
- まとめ:ニューバランス 950v2は軍用スペックの希少価値あるコレクターズアイテム
ニューバランス 950v2の購入場所はヴィンテージショップやセカンダリーマーケット
ニューバランス 950v2は一般小売店では販売されていない特殊なモデルのため、入手するにはいくつかの特定のルートを知っておく必要があります。最も確実な購入場所としては、ミリタリーウェアやヴィンテージアイテムを専門に扱う古着店が挙げられます。独自調査の結果、以下のような専門店で取り扱いがあることがわかっています。
東京エリアでは、ベルベルジン遊歩道店(渋谷)やティーンエイジャー(渋谷)、町田jamなどの有名ヴィンテージショップで時折入荷があるようです。また、福岡のワイパーといったミリタリー専門店でも取り扱いがあります。これらの店舗では、デッドストック(未使用品)の950v2が箱付きの状態で販売されていることもあります。
オンラインでの購入を検討する場合は、各専門店のウェブサイトをチェックするほか、メルカリやヤフオクなどのセカンダリーマーケットも有力な入手経路です。ただし、これらのプラットフォームでは偽物や状態の良くない個体が出品されている可能性もあるため、注意が必要です。信頼性の高い出品者から購入することをおすすめします。
また、アメリカのミリタリーサープラスショップやヴィンテージショップのオンラインストアを利用する方法もあります。アメリカ国内では軍放出品がある程度流通しているため、海外サイトから直接購入することで、より多くの選択肢が得られる可能性があります。ただし、この場合は国際送料や関税、サイズ交換の難しさなどを考慮する必要があります。
価格帯は店舗や状態によって大きく異なりますが、一般的には通常のニューバランスの人気モデルよりも高めの価格設定となっています。専門店での新品・未使用品であれば3万円台後半から4万円程度、中古品やセカンダリーマーケットでは状態によって2万円台から変動するようです。希少性の高いアイテムであるため、気に入ったものを見つけたら迷わず購入することをおすすめします。
ニューバランス 950v2のサイズ感は一般的なニューバランスと同様の選び方が基本
ニューバランス 950v2のサイズ選びは、購入を検討する上で最も重要なポイントの一つです。基本的には、普段から着用しているニューバランスのアメリカ製モデルと同じサイズを選ぶと、近い履き心地が期待できます。ただし、950v2は軍用モデルということもあり、若干の違いがある可能性もあります。
サイズ表記はUS(アメリカ)サイズが基本となっており、7(25.0cm)、7.5(25.5cm)、8.5(26.5cm)、9(27.0cm)、9.5(27.5cm)、10(27.0cm-27.5cm)、10.5(27.5cm-28.0cm)、11(28.0cm-28.5cm)、11.5(28.5cm-29.0cm)などの展開があるようです。cm表記は目安であり、製造時期やモデルによって若干の誤差がある可能性があります。
特筆すべき点として、950v2はトレーニングシューズとしての性質上、足をしっかりとホールドするように設計されています。そのため、普段よりも若干タイトに感じる場合がありますが、これは本来の機能を発揮するための設計であり、欠陥ではありません。長時間の着用を考慮すると、あまり窮屈なサイズは避けたほうが良いでしょう。
また、試着なしでの購入はリスクがあるため、可能であれば実店舗での試着をおすすめします。特にヴィンテージアイテムは個体差があることもあり、同じサイズ表記でも微妙に違いがあることも珍しくありません。オンラインでの購入を検討する場合は、返品・交換ポリシーを事前に確認しておくと安心です。
なお、ニューバランスの一般的な特徴として、日本人の足に合わせた設計ではない点に注意が必要です。欧米人を対象に作られたモデルのため、日本人の平均的な足の形状と比べると、前足部が広めで甲が低い設計になっている場合があります。履き心地の好みには個人差がありますので、可能であれば試着することをおすすめします。
ニューバランス 950v2の4Eワイズモデルは幅広の足にも対応する快適設計
ニューバランス 950v2の特筆すべき特徴の一つに、複数のワイズ(幅)展開があることが挙げられます。特に4Eワイズモデルは、幅広の足を持つ方にとって非常にありがたい選択肢となっています。一般的なスニーカーブランドでは、標準幅のみの展開が多い中、ニューバランスは古くから複数のワイズ展開を行っており、950v2でもその伝統が継承されています。
950v2のワイズ展開としては、D(標準幅)、2E(やや幅広)、4E(幅広)の3種類が確認されています。これは米軍内でも様々な体格の兵士がいることを考慮した結果と言えるでしょう。特に4Eワイズは、日本人に多い幅広の足にもフィットしやすく、長時間の着用でも快適に過ごせる設計となっています。
ワイズの違いは、単に横幅だけでなく、全体的なフィット感にも影響します。4Eワイズは、つま先部分に余裕があるだけでなく、足の甲の高さにも配慮された設計になっています。激しい動きを伴うトレーニングにおいても、足が窮屈に感じにくく、血行を妨げにくいというメリットがあります。
また、幅広モデルは足の「動き」にも配慮されています。足は歩行や運動の際に横方向に広がる性質がありますが、標準幅のシューズではこの動きが制限されることがあります。4Eワイズモデルは、この自然な足の動きに余裕を持たせることで、より自然な歩行感覚を実現しています。
サイズ選びの際には、普段から幅広のシューズを選んでいる方は4Eを、標準的な幅の方は2Eを、細めの足の方はDワイズを選ぶといった目安があります。ただし、個人差も大きいため、可能であれば実際に試着することをおすすめします。適切なワイズを選ぶことで、950v2の本来の履き心地と機能性を最大限に引き出すことができるでしょう。
ニューバランス 950v2のコーデ術はミリタリーテイストと相性抜群な組み合わせ

ニューバランス 950v2のスタイリングを考える際には、その軍用起源を活かしたコーディネートがおすすめです。武骨でシンプルなデザインは、ミリタリーテイストのアイテムと自然に調和します。特にM-65パンツやカーゴパンツとの組み合わせは、950v2の特性を最大限に引き立てる王道のスタイリングと言えるでしょう。
基本的なスタイリングとしては、上半身にミリタリージャケットやフィールドコート、下半身にカーゴパンツやワークパンツを合わせると、統一感のあるミリタリールックが完成します。色味も、オリーブドラブ、カーキ、ブラック、ネイビーなどのミリタリーカラーでまとめると、950v2の黒いボディとマッチして格好良く決まります。
一方で、デニムとの相性については注意が必要です。一部の情報によると、ニューバランス全般とデニムの組み合わせはスタイリング的に難しいとされています。特に950v2のような機能性重視のモデルは、カジュアルすぎるデニムとのバランスが取りにくい場合があります。どうしもデニムと合わせたい場合は、スリムフィットよりもやや太めのテーパードシルエットが調和しやすいでしょう。
また、950v2はアウトドアやワークウェアテイストのスタイリングとも相性が良いです。登山用のパンツやユーティリティベスト、耐水性のあるジャケットなどと組み合わせることで、実用的かつスタイリッシュな装いが可能です。アークテリクスやパタゴニアなどのアウトドアブランドのアイテムとの相性も抜群です。
なお、950v2はトレーニングシューズとしての本来の用途も忘れないでください。ジムでのワークアウトやランニングなど、アクティブな場面でも高いパフォーマンスを発揮します。機能性を重視するなら、速乾性や伸縮性に優れたスポーツウェアと合わせるのも一つの選択肢です。軍用とスポーツの両方の要素を持つ950v2は、様々なスタイリングの可能性を秘めています。
ニューバランス 950v2の本物と偽物を見分けるポイントはディテールの違い
希少性が高く人気のあるニューバランス 950v2には、残念ながら偽物が市場に出回る可能性もあります。本物と偽物を見分けるためには、いくつかの重要なポイントをチェックすることが大切です。最も基本的な確認点は、「MADE IN USA」の表記です。950v2はBerry Amendment法に準拠したアメリカ製であるため、この表記がない、または不自然な位置にある場合は注意が必要です。
また、製造クオリティも重要なチェックポイントです。本物の950v2は、ニューバランスの高い製造基準に基づいて作られています。縫製の精度、素材の質感、細部の仕上がりなどに注目しましょう。特にアウトソールのVibramロゴや「N」マークのリフレクター処理など、偽物では再現が難しいディテールをよく観察することが大切です。
箱や付属品も見分ける手がかりになります。本物の950v2は専用の箱に入っており、製品情報が正確に記載されています。型番(M950B2Sなど)、サイズ表記、バーコードなどが明確に印字されているか確認しましょう。また、正規の下げ札やケアガイドなどが付属していることも、真正性の証となります。
購入先の信頼性も重要な要素です。前述したように、信頼できる専門店やヴィンテージショップからの購入が最も安全です。オンラインマーケットプレイスでの購入を検討する場合は、出品者の評価やレビュー、商品写真の質などを総合的に判断することをおすすめします。あまりにも市場価格よりも安い商品には注意が必要です。
なお、950v2は一般的なニューバランスのモデルと異なり、軍用という特殊な背景を持つため、一般的な真贋判定の情報が少ない場合があります。迷った場合は、複数の情報源を確認したり、専門店に相談したりするなど、慎重に判断することをおすすめします。
ニューバランス 950v2と他の米軍採用スニーカーとの違い
ニューバランス 950v2は米軍採用のトレーニングシューズですが、歴史的に見ると、米軍では様々なメーカーのスニーカーが使用されてきました。950v2の特徴をより理解するためには、他の米軍採用スニーカーとの違いを知ることも重要です。
まず、950v2以前の米軍では、兵士が個人的に好みのトレーニングシューズを購入して使用する方式が一般的でした。そのため、アシックス、ナイキ、アディダスなど、様々なブランドのシューズが混在していました。2017年頃の防衛規定変更により、正式な支給品としてニューバランスの950v2が採用されるようになったという経緯があります。
他のミリタリー用スニーカーと比較すると、950v2はより現代的な技術を採用しています。例えば、かつて米軍で使用されていたコンバースのオールスターやアディダスのトレーニングシューズと比べると、クッション性や耐久性、軽量性などの面で優れています。特にVibramソールの採用は、多様な地形での使用を想定した現代ミリタリーの要求を反映しています。
また、950v2と同時期に別のメーカーからも軍用トレーニングシューズが提供されていたと言われています。調査によると、SASやPROPPERなどのブランドも米軍向けのシューズを製造していたようですが、一般市場での知名度や流通量は950v2ほどではないようです。ニューバランスというブランド力も、950v2が特に注目される理由の一つかもしれません。
なお、ミリタリーギア全体の文脈で見ると、950v2はアークテリクスリーフ(ARCʼTERYX LEAF)やパタゴニアマーズ(Patagonia MARS)などの最新ミリタリーウェアと併せて使用されることが想定されています。これらのブランドは、従来の軍装備よりも高い機能性と快適性を提供する「次世代ミリタリーギア」として位置づけられており、950v2もその一翼を担っているといえるでしょう。

まとめ:ニューバランス 950v2は軍用スペックの希少価値あるコレクターズアイテム
最後に記事のポイントをまとめます。
- ニューバランス 950v2は米軍のブートキャンプ向けに開発された特別なミリタリートレーナー
- 2014年頃からプロトタイプが開発され、2017年頃から米軍内での正式支給が始まった
- Berry Amendment法に準拠した100%アメリカ製であることが大きな特徴
- 軽量なメッシュとTPU素材のアッパーにより通気性と快適な履き心地を実現
- 全地形対応のVibramソールを採用し、あらゆる地形での安定した走行が可能
- リフレクター仕様の「N」ロゴやシューレースにより夜間の視認性を確保
- 足首までの高いホールド力と特殊インソールにより、長時間の着用でも疲労を軽減
- Dワイズ(標準幅)、2Eワイズ(やや幅広)、4Eワイズ(幅広)の3種類のサイズ展開
- 一般市場向けではないため、ヴィンテージショップやセカンダリーマーケットでの入手が基本
- ミリタリーテイストのコーディネートと相性が良く、特にM-65パンツやカーゴパンツとの組み合わせがおすすめ
- 本物を見分けるポイントは「MADE IN USA」表記や製造クオリティ、付属品などの確認
- アークテリクスリーフやパタゴニアマーズなどの最新ミリタリーギアと共に「次世代ミリタリー装備」として位置づけられる
- 希少性と機能性を兼ね備えたコレクターズアイテムとしての価値が高い
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://note.com/yakazy/n/n3b6451ca8246
- https://www.belmondobeauty.com/index.php11383094203.htm
- https://jp.mercari.com/s/663515
- https://www.shinryo-hoshu.com/pcmypage?callback=product/review/18256194
- https://smithtowntodaynews.com/
- https://www.shinryo-hoshu.com/product/edit/25324560
- https://utilegukortid.is/shopdetail/70888021
- https://ar139kamakura.jp/editorial/20230330-3477/
- https://item.rakuten.co.jp/celstore/kb23s005_6_7/
- https://quinus.com/shopdetail/166615638